地震が起きた3/11
その日は、姉と二２人で地元のカラオケに行っていましたｗ
12時から店に入って歌い始め
15時頃になって揺れを感じ始めました。
私はとにかく地震が嫌いで嫌いで・・！！
震度１くらいでも怖くてあわわわ(((( ；ﾟДﾟ))))
ってなるくらいですｗ
なのに地震に関しては少し早めに感知できるみたいで、
熟睡している真夜中にも
地震が起きる直前にパッチリ目がさせるような体質だったりします・・・ｗ
その時も
まずすぐさま飲み物のグラスをこぼれないように持っておくようにして、
それでも揺れは全然収まらずに、だんだん強くなっていきました。
横に揺れながらも
縦揺れの前のあのいやな地鳴りが迫ってくる感じです。。
これはちょっとやヴぁいかなと思って、
とりあえずテーブルの下にもぐろうと言おうと思ったところで
店内に、外に避難するようアナウンスが響きました。
私たちの部屋は２階で、
１階フロントフロアからの上り階段のすぐ近くでした。
とりあえずカバンと上着を持って部屋を出ると
まぁ女子高生がキャーキャー騒ぐ。
お前ら絶叫系じゃあるまいしｗｗｗｗｗ
とりあえず冷静に階段下りで外へ向かいます。。
お店の看板とかが落ちてきてけがをしないように
少し距離を取って外に待機。
歩きながら足元がふらつく程度に揺れています。。
しばらくして
裏の広い駐車場の方に移動するようにと
店員さんからの誘導指示がありました。
店内にいたお客さんの層は様々だったけど、
平日のこの時間帯なのに高校生がたくさんいました。
中には花束を持っている子もいて
どうやらどこかの高校で卒業式があったようです。
正直、この時点では全然大したことはないように感じていました。
外にいるとそこまで揺れが大きく感じなかったので・・ｗ
どこかの車がラジオをつけたのがうっすらと聞こえてきて、
「どこかが震度６」という情報だけは入りました。
ひとまずは揺れが収まったので
１階の部屋の人から順番に会計と、
部屋に忘れ物がある人は取りに入っていいことになりました。
私も、目薬とリップクリームを忘れたのに気付き部屋に戻ります。
急いで行って戻ってきたので、店内全体の様子は確認できせんでしたが
少なくとも私たちがいた部屋は
グラスの中の飲み物は少しこぼれていたもののグラス自体は倒れていなくて、
（あ、案外こんなもんか）
って思えるくらいでした・・ｗ
本来の予定なら
カラオケはフリータイムで18時まで歌って、
その後姉ちゃんは一人暮らしの自分の家に帰ることになっていたけど
さすがに通常通り電車が動いてるとは思えなかったので
私のチャリを転がしながら２人で実家の方に帰ることにしました。
帰り道、
妹が通っている中学校が国道沿いにあるので
様子を見にそっちを通ってみます。
先に校庭を見た姉ちゃんが
「なんか普通に授業やってる。体育？」って言ってたので見てみたら
そんなんじゃなくて、みんな校庭に出て避難しているようでしたｗ
生徒たちは混乱してる感じでもなく
むしろ端っこの男子とかはしゃいでるしｗｗ
私たちが迎えに行く必要もなさそうなので
そのまま家に向かいますｗ
信号はどこも止まってました
国道も、少し入ったところの道も。
警察の人が交通整理してます。。
国道から少し入って、民家の様子がちょっとずつ見えてきました。
何かが壊れてる、という事はほとんどないようだったけど
瓦の屋根は上の方が崩れてるところが多かったなぁ
私の家のすぐ近くの道路が
ちょうど昨日アスファルトの敷き直しが完了したところだったのに
マンホールのすぐ横が盛大に陥没していましたｗｗｗ
作業員の人がバリケードを作ろうとしてる中
小学生のおにゃのこが写メ撮ってるとかいうなんとも言えない光景の横を通り
無事帰宅 (ｏ´ω｀ｏ)
家の前には、母親を含めご近所さんたち数人が集まっていました。
母親は数日前に調子こいてスキーではしゃいでこけて骨折とかいう
呆れてものも言えないようなバカをやって松葉杖なのですが
まぁ無事外に避難できていたようです。
あと、1日中食って寝るだけのメタボ犬も一緒にｗ
歩いてる時はあんまり気づかなかったけど
揺れは今もずっと続いてるみたい。。
外から見た家の様子はというと、
まず玄関が開きっぱなしだったので
玄関と階段の途中までは見えました。
傘立てが倒れ
観賞植物が倒れ
とりあえず、
通常通り“玄関で靴を脱いで家に入る”
っていう事は出来なそうな状態でした。
そしてその玄関の真上が私の部屋なのですが
普段、窓に鍵かけていなかったために
全部の窓が全開ｗｗｗｗ
まぁ窓が開くことはいいと思うんだ、ゆがんで開かなくなったりするよりは。
ただな！あの窓辺には！
ワイルドストリベリーとクローバーがいるんだよ！！！！
しかも陽の光を当てるために
窓ガラスぎりぎりのところにおいていたのです・・・
でも
２鉢とも全く微動だにせず
堂々と風にそよがれています・・・
ほんとにほっとした(´；ω；｀)
だんだんと揺れが収まってきたので
少しでも揺れ始めたら外に出れる体制をとりつつ
勇気を出して自分の部屋に行ってみる。
感想は
惨 状 ですかね...
動くものすべてが床に落ちている感じ
正直見た瞬間何がどうなってるのか分からなかったｗｗ
この時点で、
時間は４時を過ぎていました。
最近少し暖かくなって
陽が出てる時間も長くはなったけど、
とにかく明るいうちにできることはしておこう。。
懐中電灯、電池各種
マフラー、手袋、毛布
通帳と印鑑
充電器etc...
幸いリビングの被害はほとんどなかったので
必要そうなものはリビングに集めました。
買い置きしていたペットボトルの水も
お菓子も少しあります。
電気は止まってるみたいだったけど
水道が止まってなかったのが本当に良かった・・
あとはとにかく、
真っ暗になるまで自分の部屋の復旧に努めます(｀・ω・´)
リビングに比べたらもうほんとに酷いとしか言いようがない・・
せめて足場だけでも確保できるようにしなくては。。
まず一番心配だったのがノートＰＣ
置いてあるところは
机の上の、さらに高さ調節のために台の上に置いてあるんです。
だから、その高さからダイレクトに床に落ちたら・・・
部屋フローリングだから・・・・・
ところが
ＰＣに繋いでいるＬＡＮケーブルが短いもので、
さらに、ケーブルがたるまないように中間地点でひっかけておいてあったので
ＰＣは床に落ちていたものの
衝撃自体はそんなに大したことなかったようです・・・！
起動してみたけど問題なさそうでよかった・・ｗ
そしてもう１つ心配だったのが
録音に使っているダイナミックマイク！！
これは机の足元の床に置いてありました。
上から何か降ってきて当たったら・・・
ところが
マイクのちょうど真上の位置に
引き出しが飛び出ていて、そこにドライヤーやらヘアアイロンやら
当たったらまじやヴぁそうなものが乗っかってるｗｗ
マイクはもうほんと何事もなかったかのようにいつも通りのお姿ｗ
この２つが無事だったからだいぶ安心しました・・・ｗ
さて、
まず必要物資を回収しつつ足場を確保することが最優先なので
床に散乱しているものを
棚に戻したり、ベッドの上に整理しながら積んでいったりと作業を進めます。
ベッドはまぁ
今日はそこで寝られる訳がないのでスペースとして有効活用ですｗ
だいぶ陽が落ちてきた頃には
部屋の足場の確保も終わり、すこし片付けに至るまでは進みました。
その作業の中で
あることを思い出しました。
昔、雑貨屋さんでバイトをしていた時に
そのフォルムのかっこよさに惹かれて
電池式の携帯の充電器を買っていたんです。
単三電池さえあれば何度も使えて、
しかも付属コネクタを変えることで
どの会社の携帯にも使用可能な万能さんﾟ＋.(・∀・)ﾟ＋.
前声劇の人たちが名古屋に行った時のお土産としてもらった
アイルーのがまぐちポーチに入れて置いておいたのを思い出して
物をかき分けてなんとか引っ張り出すことに成功しました！
そしてこれからの長い暗い夜を過ごすべく
母親、妹、メタボ犬、姉ちゃん、私とでリビングに集まります。
明かりは
大きめの懐中電灯１つと
災害用に用意しておいた持ちのいいかなり大きなろうそく。
暖をとるために各自毛布と、マフラー&手袋
そして母親がホッカイロが大量にあったのを思い出したのでをれも引っ張り出します。
食料は買い置きのお菓子のみ。
私は部屋にあったのど飴全部と
バレンタイの時に材料として買ったまま使わなかった
ブラックの板チョコ２枚ｗ
カップめんはいくつかあったけど
オール電化なのでお湯は沸かせず。。
まぁこんなんじゃきっとガスも止まってるでしょう
携帯もなかなか電話がつながりません。
父方のおばあちゃんは山形に
母方のおばあちゃんは東京ですが、高層の団地に住んでいます。
親父は都内の会社
弟は都内の学校
確認に時間はかかったものの
全員の安全が確認できたのでよかった・・・
親父と電話がつながった時に
和室のどこかに、携帯ラジオがあるらしいという事を聞いたので
探してみることになりました。
和室は、押し入れの中身は出ていなかったものの
タンスの上半分が盛大に倒れ
さらにその上に積んでいた大きいラックも真っ逆さま状態ｗｗ
ラジオがあるであろう場所は
その先のほぼ一番奥の位置・・・
母親は松葉杖
姉ちゃんはまぁ・・巨体とだけ言っておこうかｗ
妹は行動がとろい。
ま、身軽なのは私だけですな
こういうとこひょいひょいっと進むのは得意ではあるしｗ
自分の足場は携帯で照らしながら崩れなそうなところを進み
ラジオがある目的地を母親に懐中電灯で照らしてもらいながら
手探りで・・・見つけました！！！
これで情報が手に入るぜ！！！
局の番号とかわからなかったので適当にチャンネルを回し
アンテナにアルミホイルをまいて電波の受信を少しでもよくしておく。。
放送を聞きながら判明したのは
素晴らしいことにその放送がみごとＮＨＫだったことｗ
さっすがわたしッ ﾟ＋.(・∀・)ﾟ＋.
薄明りのリビングの中
だんだんとわかってくる地震の状況
震源地
地震の強さ
被害の状況
津波の事
交通の事...
新宿駅で立ち往生してた弟は
なんか歩いて親父の会社に向かうとかぬかしだしたｗｗ
そっからだと距離は11㎞だそうだ・・
じっとしとけってのあほｗ
こちらは、まだまだ頻繁に強めの余震が続いてる..
揺れが強くなったり、警報が鳴ったりしたら
即座に荷物持って外もしくは玄関まで出るようにしていました。
疲れが少し出てきたけど気が抜けない
あと、電気が戻った時のためにブレーカーも落としておきました。
復旧したらきっとどこかが明るくなるから分かるでしょうｗ
ラジオを聴きながら
みんなで話をしながら
あとは、私は犬嫌いだけど
まぁ今回だけはそのアホな姿に少し和んだりｗ
そんななか考えるのは
みんなの無事です・・(´・ω・｀)
思いっきり震源地には幸い知り合いはいないのですが、
みんな大丈夫かなぁと。。
なにより、
こういう時にかなり危険な仕事をしなければならない方がいるので
その人の事は地震発生の時からずっと心配でした。。
いくら心配でも電話もメールも邪魔にしかならないからねー・・
私は携帯パケ放題とか入ってないのでネット繋ぐのもなぁと
なのでツイッターとかも確認できず。。
ひたすら停電が回復するまでみんなの無事を祈っておくことにしました・・ｗ
時間の事はあまり意識しないようにしていたけれど、
少し瞼が重くなってきました・・
とその時
お隣さんの和室の明かりがつきました。
白い明りです
これは懐中電灯やろうそくの明かりじゃねえ！！！！
外を見てみると
明かりがついている家がいくつかありました。
早速露電に警戒しながらブレーカーを上げると・・
電気復活ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
いやっほおおぉぉぉーう！！！
とりあえず真っ先に部屋に戻りＰＣを起動
スカイプを立ち上げてるとみんなが心配してくれてました・・(´；ω；｀)
みんなに生存報告
そしてみんなの無事の確認
あぁみんななんとか大丈夫みたいだ・・ｗ
同じ県内の子が２人ほどいたので停電の事を聞いてみると
「え、こっち停電大丈夫だったよー」
おぃ....Ｋ市....（ # ＾ω＾）
そして、
一番心配だったあの方の一応の無事も確認できました。
でも状況はやっぱり大変ってレベルじゃないくらいのもので、
ツイートがあっただけで奇跡的のようなものなんだろうな。。
私にできることは、
もどかしいけど、ひたすら無事を祈ることくらいだなぁ
そして私自身が無事であることだ（｀・ω・´）
ネットもテレビも復活したので
得られる情報量は一気に増えました。
テレビに映し出される被災地の光景・・・
今のこの状況が
どれだけ恵まれているのかを実感しました。
津波とか火災の光景はもう
正直、日本を見ているように感じられなかった...
少しでも早く状況は収まるように祈りつつ
日がのぼるのを待ちます・・
明るくなって動けるようになったら
すぐさま家の復旧作業を開始しなければ。。
